2019まほろば円舞会事業報告
(2019年11月4日 なら100年会館 大ホール 特設ステージ)
 “2019まほろば円舞会”は観覧者約1100名以上、ステージ参加1幕・2幕・20ステージ約360名以上、まほろば円舞会スタッフ約50名を合わせた総動員数は 約1,500名以上でした。今までにない観覧者ステージ参加者で大盛況で終演しました。
 ステージ参加者の内訳は、ジュニア(高校生以下)と障がい者の比率は約39%で、若々しい躍動感あふれるステージを構成演出する事ができました。奈良県北部はもとより、奈良県中南和地域の橿原、吉野、香芝、宇陀から、遠くは神戸、京都、大阪の関西他府県からと、回を追うごとに広範囲になってまいりました。

1幕 和〜時代を超えて〜“感謝・祭り・祈り”
 “まほろば円舞会宮廷舞踏会”をテーマに、“東洋の美と西洋の美のダンスの万葉ダンスファンタジー。昨年から企画していたことが、令和元年にぴったりのステージとなりました。「万葉集」古代奈良の歴史にあまり関心が無かった方々にも、子どもから高齢者にも楽しんで頂けるステージとなるように構成しました。
 「大津皇子物語」大津皇子の生涯を50分のミュージカル風のダンスファンタジーで、姉弟愛、恋、別れ等を壮大なダンスステージで演出しました。
 吉野で活躍のボディートークYの方たち、まほろば円舞会ダンス部TeamRumikoが出演。指導物語構成は万葉画家奥山永見古氏、朗読は尾上幸子氏、脚本振付はまほろば円舞会ダンス部講師Rumiko氏に協力いただきました。奈良県内のみならず国内でも類を見ないまほろば円舞会オリジナルステージとなっています。
 まほろば円舞会のステージに参加する団体や一般の方を募集したところ、色々なジャンルの107名が舞台に結集してくれました。



2幕 輪〜現在・未来に向かって〜
 生涯学習で学んでいる、子供から高齢者・障がい者の一般市民参加のステージとなっています。“まほろば円舞会”ならではの質の高いステージ構成。新しい演出にお客様も満足していただいたと思います。奈良県下全域、関西エリアで広くステージ参加を呼び掛けて公募で集まった20団体約360人のダンスパフォーマンスです。世代やダンスジャンルを超えたステージ構成となっています。

 松島文子琉球舞踊研究所(奈良市)


 詩舞 古都の会(奈良市)


 Oliental Grils (奈良市)


 Berry Belly Girls & Belle De Belly & Las Flamencas(生駒市)


 よさだん(四条畷市)


 上田亜希恵バレエスクール(吉野郡大淀町)


 BODY TALK☆Y (吉野郡下市町)チームOboro チームS-Crew


 虹の輪・車いすダンスクラブ(奈良市)


 奈良の木バイオリン内田果樹(桜井市)&CCFあまのめ(生駒市)


 奈良県立ろう学校ダンスサークル(大和郡山市)


 子どもミュージカルCLAP CLAP FANTASY(生駒市)


 Rai De Sol(ハイオジソウ)(大阪市)


 関西ポーランドダンス愛好会(大阪市)


 ジュニアダンススポーツクラブ大阪(大阪市)


 柴田悠貴&松原麻美組・ハピネスダンスアカデミー(西宮市)


 NHK奈良放送局で“ならナビ”PRコーナーでの生放送の放映がありました。
 Webでも種々投稿されており、ホームページを通じて「古都奈良から新しい文化を世界に発信する」と云う目標は少しずつ確立しています。

 奈良県立大学との連携でフィールドワーク単位が取得できるようにボランティアスタッフとして受け入れました。奈良県立大学の学生1名が参加しました。イベントの計画から実施までの準備から本番、舞台衣装を着ての出演、など貴重な経験をしていただき、大きな成果を身に着けていただきました。

 奈良県外国人支援センターとの連携で留学生に日本の着物を着てもらい、スタッフとしてのお客さへのおもてなし文化や舞台を楽しんで頂ける機会を提供しました。

 着物のレンタルや着付けは、奈良県外国人支援センターのあるホテル日航奈良1Fの「なら小町」と連携で実現しました。ベトナム1名、台湾1名、韓国1名、中国4名の女性4名、男性3名の7名参加です。奈良県立大学(6名)と奈良大学(1名)から参加していただき、切符のもぎり、チラシ配布、お客様への挨拶やおもてなし、舞台鑑賞、最後のフィナーレにはステージに上がっていただきました。

 楽しい留学の思い出と奈良が大好きになってもらい、また海外交流のきっかけとなりました。留学生の中には、まほろば円舞会の手配した寿司弁当が食べられなくて弁当持参で参加した方もいましたが、無事事故もなくスタッフ活動を終えることが出来ました。

 NPO法人ならチャレンジドと連携して奈良東、奈良西、養護高等学校の生徒(3名)との連携で留学生のスタッフと一緒にパンフの挟み込み作業、受付係のおもてなしや資料配布のスタッフ活動やダンスステージの見学で楽しい社会活動の体験をしていただきました。

 まほろば円舞会のスタッフでも、家庭のタンスの中にある着物を着て頂ける機会をつくり、きもの文化とまほろば円舞会のファッションコラボを推進して、ロビーの受付、お客様のおもてなし等が出来るようにしました。

 まほろばアートミュージアム。“まほろば円舞会”では、なら100年会館のホワイエを利用して会員のアートを展示したミュージアムを展開しています。
 まほろば円舞会会員及び賛助会員の方が制作した作品を展示、来館したお客様に見て頂き、芸術とダンスをコラボさせています。
 今年は、ギャラリー華倭里の芸術行灯、時政美世氏の切り絵、澁谷昭仁氏の日本アートふるなび協会、日本画家の瀬川忠氏の会員の絵画と、充実した作品を展示いたしました。


 2019まほろば円舞会のオープニングの動画が、関西広域連合の「舞台芸能動画コンテスト」に応募し、受理されました。(Twitterでも見られます。)

 ◆まほろば円舞会ホームページ
 ◆1幕フィナーレ